投稿者: ten4kwpblog

  • 光る指輪ができるまで。蓄光リングの製作工程をご紹介

    暗くなるとそっと光り始める、蓄光リング。今回はその製作工程を動画とともにご紹介します。

    素材の削り出し・成形

    まず金属素材の塊から、削り出してリングの形に成形していきます。この段階ではまだただの金属の輪。ここから少しずつ、指輪としての表情が生まれていきます。

    蓄光の焼き付け

    成形したリングに、炉を使って高温で蓄光素材を焼き付けていきます。熱と時間をかけてしっかりと定着させることで、長く美しく光り続ける蓄光リングに仕上がります。この工程がこのリングの心臓部です。

    研磨・鏡面仕上げ

    蓄光を焼き付けたら、粗い研磨から始めて徐々に細かい研磨へと段階を踏んでいきます。最終的には鏡のように滑らかな鏡面仕上げへ。研磨の工程は地味に見えて、実は指輪の表情を大きく左右する大切な時間です。

    刻印(ご希望の方のみ)

    鏡面仕上げが完了したこの段階で、ご希望のお客様には指輪内側への文字彫り込みを行います。お名前・記念日・ふたりだけのメッセージなど、指輪の内側にそっと刻む特別な工程です。

    酸化被膜によるカラー加工・仕上げ

    次にに酸化被膜でカラー加工を施して最終研磨で仕上げます。チタン・ジルコニウムなどバルブメタルならではの特性を活かした色加工で、虹色や落ち着いた単色など、お好みの色に仕上げることができます。

    完成

    昼間はシンプルな指輪として日常に馴染み、暗くなるとそっと光り始める。その瞬間だけのやわらかな光が、ふたりだけの秘密をそっと照らします。

    蓄光リング

    蓄光リングのオーダーメイドご相談はプロフィールのリンクからどうぞ。

  • 暑い夏こそ、レアメタル(バルブメタル)の指輪がおすすめな理由

    毎日つける結婚指輪。夏になると、汗や日焼け止め、冷たい飲み物の水滴など、指輪にとっても、つける人にとっても、少し過酷な季節になりますよね。

    そんな夏だからこそ、レアメタル、中でもバルブメタルと呼ばれる素材の指輪が特におすすめだと感じています。


    バルブメタルって何?

    バルブメタルとは、チタン・ジルコニウム・ハフニウム・タンタル・ニオブなど、表面に酸化被膜を形成する性質を持つ金属のことです。この酸化被膜がバルブ(弁)のように素材を守ることから、バルブメタルと呼ばれています。

    TEN4Kで主に使用しているチタン・ジルコニウム・ハフニウム・タンタル・ニオブも、このバルブメタルに分類される素材です。



    夏におすすめな理由

    汗や水に強い

    バルブメタルは表面の酸化被膜が素材をしっかりと守っています。汗や水に触れても変色・錆びの心配がほとんどなく、夏のアクティブなシーンでも安心してつけていられます。


    軽くて蒸れにくい

    プラチナやゴールドと比べてチタンは約半分の重さ。暑い季節に重い指輪をつけていると、どうしても気になるもの。バルブメタルの軽さは、夏の長時間使用でも疲れを感じさせません。



    金属アレルギーが出にくい

    汗をかきやすい夏は、金属アレルギーが出やすい季節でもあります。バルブメタルは金属イオンが溶け出しにくい素材のため、アレルギーが気になる方にも安心してお使いいただけます。



    酸化被膜の色が長持ちする

    TEN4Kの指輪に施している虹色や黒色の酸化被膜加工も、バルブメタルならではの特性です。化学的に安定した被膜のため、夏の汗や紫外線にも強く、美しい色を長く保てます。

    中でもジルコニウムはチタンよりも酸化被膜を厚く形成できる性質を持っています。色の深みと耐久性に優れ、毎日身に着ける結婚指輪として特に長く美しい状態を保てる素材です。虹色・黒色どちらの加工においても、ジルコニウムならではの豊かな発色が楽しめます。



    夏こそ、毎日つけたくなる指輪を。

    結婚指輪は毎日つけるものだからこそ、素材選びはとても大切です。暑い夏でもストレスなくつけていられる、バルブメタルの指輪。気になった方はぜひ一度ご相談ください。



    オーダーメイドのご相談・オンラインショップはプロフィールのリンクからどうぞ。

  • 世界にひとつの指輪、完成しました。

    再結晶化チタンの指輪 同じ結晶はこの世にふたつとない。
    Screenshot

    まず素材を削り出してリングの形に成形し、なめらかな曲線を彫り込みながら変形加工を施していきます。

    ここまでは無心で、素材と向き合う時間です。

    お客様に手書きで書いていただいた文字と似顔絵の写真をお送りいただき、データ化してそのまま指輪の内側に彫り込みました。

    手書き特有の温もりがそっと指輪の中に残っています。

    酸化被膜で色加工を施し、似顔絵と似顔絵の間にそれぞれの誕生石、ルビーとタンザナイトを石留めしました。

    深い赤と淡い青紫、ふたつの色がふたりを表すように並んでいます。

    最後に酸化被膜を落として完成。

    再結晶化チタン特有の結晶模様、手書きの文字と似顔絵、ふたつの誕生石。どれひとつとっても、このふたりにしかない要素です。

    世界にひとつ、という言葉がこれほど似合う指輪はないと思いながら、仕上げていました。

    オーダーメイドのご相談はプロフィールのリンクもしくはこちらかからどうぞ。 

    mailto:info@ten4k-jewellery.shop

  • ガス人間とアルゴンガス

    昨夜、Netflixのリメイク版「ガス人間」を観ました。どこかノスタルジーな雰囲気がたまらなくて、気づいたらすっかり引き込まれていました。

    主題歌がサザンで、観終わってからもその曲がずっと頭から離れず、作業する時などリピートで聴くほどです。映像と音楽が合わさって、余韻がいつまでも続く作品でした。

    そういえば「ガス」つながりで、工房でもガスを使っています。

    チタンやジルコニウムなどの希少金属を溶接加工する際、空気中の酸素と反応して素材が変質しないよう、アルゴンガスで空気を遮断しながら作業をしています。映画のガス人間とはだいぶ用途が違いますが、ガスが素材を守るという意味では、なんとなく通じるものがある気がして、観ながらふとそんなことを思っていました。

    完成した指輪の裏側には、こんな作業も隠れています。

    新しいホームページ、オンラインショップです。

    https://ten4k-jewellery.shop

  • お祭りと、花火の指輪。

    今日と明日は地元西尾市のお祭りです。

    今日は息子を連れて水鉄砲のチーム戦に参加してきました。暑くて大変でしたが、水遊びが大好きな息子が大喜びしてくれたので参加してよかったです。帰りは屋台でりんご飴を買って、ふたりで食べながら帰りました。夏らしい、いい一日でした。

    お祭りといえば、やっぱり花火ですね。

    そういえば以前、花火をモチーフにした指輪を製作したことがあります。せっかくなので、今日はその指輪をご紹介させてください。

    チタン素材に花火のモチーフを刻み、虹色の酸化被膜加工を施した指輪です。光の当たり方によって見える色が変化し、まるで夜空に咲く花火のように輝きます。夏限定というわけではありませんが、この季節にこそ纏いたくなるデザインです。

    黒打ちの夜空バージョンもあり、漆黒の地に花火が咲く、より力強い表情の指輪もご用意しています。

    明日もお祭りは続きます。また息子と一緒に楽しんできます。

    花火の指輪が気になった方は、ぜひショップをのぞいてみてください。お問い合わせもお気軽にどうぞ。


  • 梅雨明けと指輪

    梅雨が明け、いよいよ夏本番を迎えました。青空の下、指元の指輪がきらりと光る季節がやってきました。

    今日は改めて、工房のことをご紹介させていただきます。


    愛知県西尾市で、チタン・ジルコニウム・ハフニウムなど希少な金属素材を使った結婚指輪・ペアリングを受注製作しています。軽くて強く、肌にやさしい希少素材の特性を活かした、ふたりだけの指輪を一本一本丁寧に製作しています。

    以前、WEBメディアに工房と指輪をご紹介いただいたことがあります。希少素材への思いや指輪づくりへのこだわりを取り上げていただき、県外からもお問い合わせをいただくようになりました。

    デザインや素材のご相談、対面での打ち合わせも承っています。どうぞお気軽にお問い合わせください。これからもブログを通じて、工房の日常をお届けしていきます。よろしくお願いいたします。

  • はじめまして。

    はじめまして。このブログをご覧いただき、ありがとうございます。

    愛知県西尾市でチタン・ジルコニウム・ハフニウムなど、希少な金属素材を使った結婚指輪・ペアリングの受注製作をしている工房TEN4Kです。

    このブログでは、指輪の製作風景や素材のこと、デザインへのこだわり、完成した指輪のご紹介など、工房のリアルな日常をお届けしていきます。

    なぜ、希少な金属素材にこだわるのか。

    結婚指輪といえば、プラチナやゴールドが定番です。でも私は、チタン・ジルコニウム・ハフニウムといった、まだあまり知られていない金属素材の魅力に惹かれ、その可能性を追い求めてきました。

    軽くて強く、アレルギーが出にくい。そして酸化被膜によって虹色や黒色に発色するという、ほかの金属にはない特性を持つこれらの素材は、毎日身に着ける結婚指輪にこそふさわしいと考えています。

    シンプルなデザインの中に、素材そのものの美しさを活かす。それが私の指輪づくりの原点です。


    ふたりだけの、世界にひとつの指輪を。

    私が製作するのは、すべて受注製作の一点もの。量産品にはない、ふたりだけの指輪をお届けしたいという思いで、一本一本丁寧に製作しています。

    シンプルなものからダマスカスチタンの積層模様、純金・純プラチナの象嵌加工、虹色の酸化被膜加工など、ほかにはないデザインを幅広くご用意しています。


    地元誌にご紹介いただきました。

    以前、地元の広報誌に工房と指輪をご紹介いただいたことがあります。取材を通じて、私の指輪づくりへの思いや、希少素材の魅力を多くの方に知っていただけたことを、今でも嬉しく思っています。

    当時の掲載誌の写真とともに、あらためてご紹介させていただきます。

    広報にしお 令和4年3月号 (PDF 19.8MB)

    これからも地域の皆さまに愛される工房であり続けたいという思いを大切に、一本一本丁寧に指輪を製作してまいります。


    このブログを通じて、指輪選びのヒントや素材の豆知識など、少しでもお役に立てる情報をお届けできればと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。