


まず素材を削り出してリングの形に成形し、なめらかな曲線を彫り込みながら変形加工を施していきます。
ここまでは無心で、素材と向き合う時間です。

お客様に手書きで書いていただいた文字と似顔絵の写真をお送りいただき、データ化してそのまま指輪の内側に彫り込みました。
手書き特有の温もりがそっと指輪の中に残っています。


酸化被膜で色加工を施し、似顔絵と似顔絵の間にそれぞれの誕生石、ルビーとタンザナイトを石留めしました。
深い赤と淡い青紫、ふたつの色がふたりを表すように並んでいます。


最後に酸化被膜を落として完成。
再結晶化チタン特有の結晶模様、手書きの文字と似顔絵、ふたつの誕生石。どれひとつとっても、このふたりにしかない要素です。
世界にひとつ、という言葉がこれほど似合う指輪はないと思いながら、仕上げていました。
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