蓄光について
蓄光加工

「暗闇で輝く淡い光」
TEN4Kの蓄光は、単に光る素材を塗るのではなく、ジュエリーとしての耐久性と美しさを両立させるため、独自の「焼き付け」技法を採用しています。
1. ガラス釉薬と高温での焼き付け
使用するのは、高級腕時計のインデックス(目盛り)などにも採用される最高品質の蓄光顔料です。
これを細かなガラスの粒子である「釉薬(ゆうやく)」と調合し、指輪に彫り込まれた溝へ流し込み、高温の熱で焼き付けます。
一体化する強さ
焼き付けられた蓄光層は金属と強固に密着し、ガラス質の硬い表面を持ちます。
そのため、樹脂や塗料のような経年劣化による剥がれやベタつきの心配が極めて少なく、一生ものの指輪にふさわしい耐久性を誇ります。
2. 発光量を左右する「デザインの表面積」
蓄光は、その名の通り「光を貯金する」性質を持っています。
そのため、発光の強さはエネルギーを貯める窓口である「表面積(幅)」に直結します。
光のボリューム感
例えば蓄光の「ライン幅1.0mm」と「0.5mm」では、面積が倍異なるため、1.0mmの方が圧倒的に多くのエネルギーを蓄え、暗闇で放つ光も力強くなります。
細めのラインは「さりげなさ」を、太めのラインは「存在感」を演出します。
3. 「発光色」と「持続時間」の相関関係
蓄光顔料自体の本来の色は「白色」です。
ここにお客様の好みに合わせてブルーやグリーンなどのガラス釉薬を調色しますが、この「色味」が光の持続性に影響を与えます。

白色(ナチュラル)
紫外線が顔料の奥深くまで届きやすく、最も効率よくエネルギーを蓄えます。
結果として、「一番明るく、一番長く」光らせたい場合は、白色の釉薬が最適です。

有色(ブルー・グリーン等)
ガラスの色層がフィルターとなり、紫外線の透過量をわずかに遮ります。
色の濃度が高いほど、発光は穏やかでマイルドな印象になります。
4. 信頼のスペック:最大10時間の残光性
使用顔料の製造メーカーによれば、最も良好な条件下(十分な紫外線を照射した後)において、最大10時間後でも目視で発光を確認できるという極めて高いスペックを持っています。
日常での見え方
夕暮れ時から徐々に輝き始め、映画館のような暗所に入った瞬間に鮮やかに浮かび上がります。
目安の理解
ただし、これらは「紫外線の強さ」「照射時間」「光を仕込んだ面積」に左右されます。
指輪のデザインによって光り方は個別に変化するため、世界に一つだけの「光の表情」としてお楽しみください。