

「異素材が織りなす、継ぎ目のない美しき境界線」
1. 技法の根幹:彫りと入れ込み
象嵌は、ベースとなる地金(チタンやジルコニウムなど)の表面を、タガネなどの専用工具で精密に彫り込むことから始まります。
その凹みに別の素材(異なる金属や蓄光素材)を隙間なく嵌め込み、叩き込み、あるいは焼き付けることで、一つの滑らかな表面を作り上げます。
物理的な一体感
表面に色を塗る「メッキ」や「塗装」とは異なり、素材そのものが深く埋め込まれているため、日常の使用で模様が剥がれ落ちる心配がありません。
2. レアメタル×異素材のコントラスト
TEN4Kでは、レアメタルをベースに、多彩な素材を組み合わせることで独自の表情を生み出します。
金属象嵌
色の異なる金属を埋め込むことで、指輪の「色分け」や「ライン」を表現します。
蓄光象嵌
先に述べた蓄光素材を象嵌として埋め込むことで、昼間は金属の質感を楽しみ、夜間は模様が浮かび上がるという二面性を持たせることができます。
3. 0.1mm単位の「面合わせ」技術
象嵌の美しさを決めるのは、異素材同士の「境界線」の処理です。
段差のない仕上げ
埋め込んだ素材とベースの金属を、ミクロン単位で平坦に研磨します。
指で触れても継ぎ目が全くわからないほど滑らかな「面合わせ」が必要です。
剥離を防ぐ構造
埋め込む溝の底をわずかに広く掘る「蟻溝(ありみぞ)」などの技法を駆使し、物理的に抜けない工夫を施しています。
4. 象嵌がもたらすデザインの可能性
ストーリーを刻む
二つの異なる素材が一つになる姿は、「異なる個性が一つに重なる」という結婚指輪の象徴性とも重なります。




1. レアメタルに特化した「彫り留め」技術
プラチナや金に比べ、硬度の高いレアメタル(チタン・ジルコニウム・ハフニウム・タンタル等)への石留めは、難易度が高いとされています。
金属を直接彫り起こして宝石を固定するための「爪」を作るには、通常のジュエリー工具では刃が立ちません。
TEN4Kでは、自作の超硬タガネを使い、一石ずつ丁寧に留めていきます。
2. 「輝きの最大化」と「引っかかりの解消」
石留めの質は、指輪の美しさと着け心地を大きく左右します。
光の取り込み:宝石のカット面を隠しすぎず、かつ光を効率よく取り込めるよう、爪の形や配置を微調整し
石の持つ本来の輝きを引き出します。
滑らかな仕上げ:石を留める爪の先端を丸く、滑らかに磨き上げます。
一生共にする指輪だからこそ、大切な衣服に引っかかったり、お肌を傷つけたりすることのないよう、ストレスフリーな手触りにこだわっています。
3. 自由度の高いカスタマイズ
お客様の理想を形にするため、石留めのバリエーションを豊富に用意しています。
石の選択:ダイヤモンド、誕生石、お好みのカラーストーンなど、種類・サイズともに幅広く対応いたします。
配置のデザイン:一石でシンプルに、あるいは複数を並べて華やかに。
留め方も、爪を見せない「彫り留め」や、金属で囲む「覆輪(ふくりん)留め」など、デザインのコンセプトに合わせてご提案します。
4. 変わらない安心を
硬いレアメタルにしっかりと固定された石は、貴金属に比べて爪が削れたり変形したりするリスクが低く、非常に高い保持力を発揮します。
アクティブな日常を送る方でも、安心して宝石の輝きを楽しみ続けることができます。
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